助産師になるための実習って?
そう気になっている方もいるのではないでしょうか?
現在助産師として働いているharuですが、実際に実習前には不安で、いろいろ検索したり、先輩や先生から話を聞いたりと緊張していました。
ここでは、私の過去の実体験を元に、実習の実態を書いていこうと思います!!
私の当時のリアルな気持ちも書くので、実習を控えている学生さんは心して読んでくださいね!笑
そもそも助産実習とは?
学内で得た知識だけでは実際の業務を行えません。
そのため、看護実習と同じように、助産師になるためにも実習が必要です。
実習内容は、妊娠期の支援、分娩介助、産褥・新生児の育児支援、地域の母子保健に関する実習です。
具体的な内容は?
具体的な実習内容は、学校によって様々なのですが、妊娠期は外来での実習を行ったり、入院中の妊婦さんを受け持ったりというところが多いかと思います。
また妊娠期から継続して1人の患者さんを受け持ちする継続事例が必要になることも多いと思います。
そして分娩介助です。10例分娩を介助することと文部科学省が定めているため、実習期間内に分娩介助を行います。
産褥・新生児期の受け持ちは分娩介助がないタイミングや、自分が分娩介助を行った患者さんを退院まで継続して受け持ちすることもあります。
そして地域の母子保健に関しては、学校近くの保健センターや助産所で行うことが多いです。
また全体を通して、助産管理の観点からも実習を行うことになります。
実習の何がしんどいの?
そうなんです…やっぱり分娩介助が一番しんどかったですね…
私の思うしんどかったことは4つあって
です。順番に解説していきます!
①お産が10例とれるまでずっと終わらないこと
助産実習の最大の難所なんですよね。
なんてったって10例取るまで終わらない!!!終われない!!
しかも、お産なんていつあるかわからないじゃないですか。
「今日行ったらお産あるかな?」
「あと○日しかないけどお産とれるかな?」
とかそんなことを考えるのがしんどかったですね。
ちなみに私は実習期間終了ギリギリに10例とれたのですが、実習延長になるんじゃないかとずっとドキドキしていました!
②学生同士で分娩介助の例数に差が出てくること
あとは周りの友人たちとの分娩介助の例数に差が出てくるのも辛かったです。
当たり前なんですけど、実習時間内に分娩介助ができる人、できない人が実習が進んでいくと差ができていきます。
(これは就職して実際に仕事をしてからも言えるんですけどね)
予定していた施設でなかなか分娩介助ができないから、そこそこ分娩介助の例数がとれてきた人と、途中で施設を変えたりするところもあります。
同じように実習しているのに、差が出てしまうと、自分が悪いわけではないけれど、比較して勝手に焦ってしんどくなっていました。
③施設や指導者さんとの相性
これも当たり前なんですけど、指導者さんとの相性も結構大切です。
自分のアセスメントをしっかり聞いてくれて、その上で指導してくれる熱意のある方もいれば、残念ながら学生が好きではないから、またその日の体調や気分で言い方がきつくなる人もいます。
これも仕方がないですし、看護学実習でも同じなのですが、なんとなく話しかけにくかったり、こちらが報告してもしっかり聞いてくれなかったりすると結構辛いと感じます。
そして、施設をローテーションするので、慣れてきて覚えた頃に施設が変わって、物品の位置や使い方を覚え直す必要があります。
特にクリニックは独自のものを使っていることも多いので、最初はかなり戸惑いました…
④2人分の命を預かることの責任感で心身ともに疲弊する
助産師という仕事を目指している上で、避けて通れないのですが、やっぱり2人分の命を預かっていること、自分の判断の遅れが母児の今後に関わることから、プレッシャーはありました。
ただ、実習を通して、2人分の命を預かっているんだ!!と責任感を持って仕事をすることの大切さを学ぶこともできたと思います。
実習を乗り切るコツは?
では実際にどうやって実習を乗り切るか、乗り切ったかというところですね。
よく食べ、休息をなるべくとり、絶対に助産師になるんだ!!と強い気持ちで諦めないことです
当たり前のことだし、それができたら苦労しないよ!!と思われそうですが、この基本的なことができないとかなりメンタルがやられます。
実習記録も大切ですが、睡眠がとれていないと、考えることができないし、アセスメントもまとまりのないことを書いてしまいます。
私は実習施設が遠い時は電車の中でなるべく仮眠をとり、最低4−5時間は睡眠時間を死守するためにも、集中して記録や自己学習を行うようにしました。
あとは気持ちですね。
何があっても絶対に助産師になるんだ!!今助産師をしている人はみんな乗り越えたのだから、私にもできる!!と自己暗示していました^^笑
そして、しんどい実習を乗り越えたからこそ、仕事で辛いことがあっても大丈夫!と思えます。
ただ、本当に精神的にしんどいなら、無理をしてまで続けるものではないと思います。
その場合は一度実習から離れてみることが必要かもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
実習にまつわるアレコレを実体験を元に書きました。
これから実習に行く学生さんに伝えたいのは、実習では辛いなと思うことはたくさんあるけれど、実習を通して、本当に助産師の仕事って素晴らしいな!!と改めて思えることです!!
ぜひ実習を乗り切って、素敵な助産師仲間が1人でも多く増えることを願っています♪