産後のサポートなしって大変?どうやって乗り切る?里帰り出産しない時に考えたいこと

 

病院や役所で産後のサポートはありますか?頼れる人はいますか?

そう聞かれることがあると思います。

なぜそんなこと聞くの?
出産後は本当に大変だからです!!!
haru
haru

なぜサポートが必要なの?

そう感じる人もいると思います。

私たちがこんなにサポートの有無を確認するのは、

あなたが思っている以上に産後は大変だからです!!!!

それはわかるけど、何がそんなに大変なの?
①慣れない育児で常に緊張感があって疲れる
②睡眠が十分にとれない
③産後のホルモンバランスの影響で精神的に不安定になりやすい
順番に解説していきます♪

①慣れない育児で常に緊張感があって疲れる

まずなんと言ってもこれです。

特に初めての出産の場合は、慣れない育児に戸惑うでしょう。

出産後、病院での入院中にある程度育児の練習はできます。

ただ入院中はしんどかったら赤ちゃんを助産師が預かって、休むことができますし、困ったことがあったらその場ですぐに確認することができます。

退院してからは、自分で見ないといけない!という意識が強くなります。

そのため、常に緊張感があり、なかなか休めない人もいるでしょう。

 

また入院中は家事を全くする必要がないですが、退院してからはそんな訳にはいきません。

食事や洗濯、掃除など最低限の家事をする必要があります。

里帰り出産をする場合や、自宅に家族が手伝いに来てくれる場合、夫が育休を取得できる場合は、任せて自分はなるべく休み、赤ちゃんのお世話に専念できます。

しかし、なかなかサポートをしてくれる人がおらず、自分でどうにかしないと!という方は慣れない育児と相まってかなり疲弊してしまいます。

 

②睡眠が十分にとれない

2つ目は睡眠が十分にとれないことです。

妊娠後期から、出産後の授乳に向けて、十分に睡眠をとることができなくなっている方も多いでしょう。

出産後の特に新生児期と言われる期間はしっかり眠ることができません。

新生児期は2−3時間おきに赤ちゃんが起きて授乳をし、ミルクをあげ、おむつを交換します。

夜間やぐずっている時は1時間、もしくは数十分単位で赤ちゃんが起きてきてしまうこともあります。

さっき授乳したのにまた起きてきた…おむつ交換もして、できること全てやっているのにずっと泣いている…

なんてことも多いです。

睡眠が十分に取れないと、イライラすることも増えますし、うとうとしながら抱っこしたり家事をすると危険ですよね。

③産後のホルモンバランスの影響で精神的に不安定になりやすい

3つ目は産後のホルモンバランスの影響で精神的に不安定になりやすいです。

出産後のホルモンの影響でマタニティブルーズや産後うつなどを発症しやすいです。

産後の30〜50%の女性が経験すると言われているので、あなたがなってもおかしくないのです。(日本産婦人科学会より)

https://www.jaog.or.jp/qa/confinement/jyosei200226/

産後の気分の落ち込みは多くの女性が経験しますが、そこからマタニティブルーズや産後うつになってしまう前に、助産師や医師へ相談し、受診をしてください。

産後っていろいろ大変…

産後って大変なんだね…
少しイメージできましたか?
haru
haru

出産後が大変と言われる主な理由を説明しました。

なんとなくイメージできたでしょうか?

でも私は里帰りできないし…夫は育休取れないし…

そんな方ももちろんいると思います。

そんな時は自治体のサービスを調べましょう!
haru
haru

ここからは準備しておきたい内容をお話していきます!

①産後ケア事業を利用する
②ヘルパーサービスを活用する
③宅配の弁当やネットスーパーを利用する

 

①産後ケア事業を利用する

産後ケア事業とは出産後にショートステイ(宿泊)や日帰りで施設や病院で心身を休めながら、助産師や保健師かのサポートを得ながら、授乳などの育児手技を獲得できるサービスのことです。

https://www.mhlw.go.jp/content/000658063.pdf

(詳しい事業内容が書いています)

 

またこの事業は自治体によって、サービスの内容や対象者、利用料金に差があります。

https://www.city.kobe.lg.jp/a86732/kosodate/maternity/consult/sangokea.html

https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kodomo/001/003/d00017876.html

(例として神戸市と世田谷区のリンクを引用しています。)

 

妊娠中から申請していたら、出産後連絡をするとすぐにサービスを利用できる自治体もありますので、気になる方は事前にお住まいの自治体に確認してください。

 

②ヘルパーサービスを活用する

産後ケア事業は病院や施設にいってサービスを利用しますが、自宅にヘルパーに来てもらい、家事などを手伝ってもらえるサービスもあります。

https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kosodate-kyoiku/oyakokenko/ninshin/sanzensango.html

https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/shogaijishien/child/sangohelper.html

(横浜市と福岡市の例を引用しました)

産後ケア事業に比べると利用料金が比較的安いので、少し手伝ってもらいたいという時には負担が軽減できるでしょう。

 

③宅配の弁当やネットスーパーを利用する

新型コロナウイルスのこともあるし、人が家に来るのは気になる…

そんな場合は宅配のお弁当やネットスーパーを利用し、食事だけでも負担を軽減することをおすすめします。

自分で料理を一からするとなると一日三食、毎日自炊するのは大変です。

また赤ちゃんがいると買い物に行くことも難しいです。

そんな時に利用すると、少しでも料理の負担を軽減できます。

お弁当だけでなく、キットで簡単に時短で調理できるものもあるので、気になる方は検討してみてください。

 

妊娠中から考えよう!

妊娠中に産後のイメージをすることは難しいですし、無事に産むことが一番だからそこまで考えられない!という方もいると思います。

出産してから考えるという方もいますが、出産してからは上で説明した通りなかなかゆっくりできません。

また実際に育児をしてからサービスをすぐに利用したい!と思っても、すぐに利用できないこともあります。

なので妊娠中から私たち助産師はサポートについて確認しています^^
haru
haru

妊娠中に利用できるものがないか、どうしたらなるべく負担が少なく育児ができるか、産後の赤ちゃんのいる生活はどんな感じなのか…

お話することで、少しずつ自分に必要なものがわかりますし、家族と相談するきっかけになります。

この記事を読んで少しイメージができたら、ぜひ家族と相談し、産後の生活について周りのサポートをなるべく得ながら育児してもらえたらと思います^^

 

 

 

 

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