助産師になってよかったこと辛かったことって何?これから助産師を目指す人へ!

助産師の仕事は?と言われると、一般的には【出産の時に赤ちゃんをとりあげる人】というイメージだと思います。

そして実際に助産師と関わることになるのは、妊娠・出産がきっかけなことが多いです。

 

看護師と比べると情報を発信している人が少なく、調べても中々実際の様子がわかりにくかったりするんですよね。

ここではどんなことがやりがいなのか、そして辛いことは何か、ということも書いていきます。

今後助産師を目指している人にはぜひ参考にしてもらえるとうれしいです。

現役助産師が考える助産師になってよかったこと

私が考えるよかったことは

①命の誕生に立ち会える
②とにかく赤ちゃんがかわいい
③得た知識が実生活に活かせる

の3つです。

①命の誕生に立ち会える

やっぱり新しい命が産まれることって、本当におめでたいですよね。

おめでとう!!と病院で言えることってほとんどないので、これが1番です。

こんなにうれしいことはないし、赤ちゃんが元気に泣いていて、お母さん、そして家族の幸せそうな顔を見るとまだまだがんばろうって思えます!!

②とにかく赤ちゃんがかわいい

やっぱりかわいいんですよね、新生児。

とにかく癒される。

私の病院では、忙しくなると20人以上新生児がいるということもあります。

夜勤中ずっと赤ちゃんが泣いていて、気がついたら朝になっていたなんてこともよくあります。

でもすやすや眠る赤ちゃんって見ているだけで本当に癒されるんです。

疲れるとみんな新生児室に集まりがちです。

③得た知識が実生活に活かせる

女性の一生に関わるお仕事なので、実生活に知識を活かせます。

友人が妊娠したときにアドバイスができますし、もちろん自分が妊娠・出産したときにも知識をフルに活用できます!

 

反対に辛いこと、大変なことは?

もちろんお仕事ですから、よかったことばかりではなく、大変なこと、辛いこともあります。

私が考える辛いこと、大変なことは

①出産が全ておめでたいものではない
②急性期なのでばたばた
③女性ばかりの職場なので、職場によっては人間関係がややこしい
④とにかく体力勝負!!

①出産が全ておめでたいものではない

よかったことで出産に関することを書いたのですが、残念ながら出産とは全てがおめでとう!!と言えるものではありません。

残念ながらお腹の中で亡くなってしまった場合、産声のない、つらい出産になります。

もちろん本人・家族達が一番辛く悲しいのですが、助産師もかなり辛い経験をします。

これは本当に、何度経験しても辛いです。

 

②急性期なのでバタバタ

産婦人科は急性期なのでかなりバタバタすることが多いです。

急にお産が進んできてあっという間に生まれる〜とバタバタ…。

赤ちゃんがしんどくなって急いで帝王切開に!とバタバタ…。

産まれてから出血が多い!と処置をバタバタ…。

病院の規模にもよりますが、どこで働くにしても、新人の間はかなりバタバタすることに驚き、焦ってしまうと思います。

ただ、慣れてくるので、徐々に次はこうしようとか、バタバタしないようにこうしよう、と先のことを考えて行動できるようになっていきます。

③女性ばかりの職場なので、職場によっては人間関係がややこしい

助産師は女性しかなれないので、基本的に産婦人科医以外は女性になります。

女性ばかりの職場なので、人間関係で揉めることがあります。

私の病院は人間関係はよく仕事もしやすい環境にあります。

しかし、助産師の友人に聞くとそんな職場ばかりではないのが実際のところです…

看護師でもよくありますが、お局さんがいると、新人スタッフが目を付けられて嫌味を言われたりしますし、派閥があると面倒なことも多いようです。

あとは医師との恋愛・不倫などで人間関係がややこしくなることもあります。

④とにかく体力勝負!!

そして助産師はとにかく体力勝負です!!

急性期でバタバタするのと関連するのですが、本当に出産は昼夜問わずありますし、入院・緊急受診・緊急手術に搬送などは日中も夜間も一般病棟と比べると多いのかなと思います。

何件も出産があると休憩が取れない!ということもありますし、夜勤中に仮眠が取れない!なんてこともあります。

食べられる時に食べて、休める時に休む。これが本当に大切です。

これから助産師を目指す人へ

これから助産師を目指す人へ伝えたいのは、助産師って本当にやりがいがあるということです。

いろいろ書いてきましたが、人のために働いて、誰かに感謝される仕事って素敵なことだと思います。

その分つらいことや大変なこともありますが、それを上回るぐらい経験できること、得られるものが多いです。

今後は少子化で出産件数が減っているので、【お産をとる】ということは減っていくのかもしれません。

でも、赤ちゃんが全く産まれないということはないです。

それに、出産は1人ではできないし、絶対にとりあげてくれる人が必要なのです。

そんな時に助産師は必要なのです。

私は病院で勤務しているので、どうしても病院目線で書きましたが、地域でも子育て中の家族や妊娠中の方をサポートしてくれる助産師はたくさんいます。

どこで働くにしても、人のために日々考えケアができる仕事なので、助産師仲間が増えることを願っています♪

 

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