初めての出産の方は特に不安を抱えている出産。
どうやって出産するのか、どう過ごせばいいのか、どれぐらい痛いのか…
考えるといろいろ不安になると思います。
病院によっては少人数で実施したり、オンラインでしているところもありますが、全く何もしていないところもあります。
ここからは私が普段伝えていることを大まかに説明していきます!
と思っているあなたも最後まで読んでくださいね^^
母親学級で伝えている内容は?
伝えている内容は大まかに8つあって
①出産準備について
②妊娠中の過ごし方
③分娩の兆候と連絡のタイミング
④バースプランについて
⑤入院の方法の確認
⑥陣痛中の過ごし方
⑦出産後の育児について
⑧病院のルールについて
です。順番に解説していきます
出産準備について
まず入院時に必要な持ち物についてです。
これは病院によって本当に様々で、持ってきてもらう荷物がかなり変わります。
詳しくは出産病院に聞いてもらうことをおすすめします。
今は陣痛バックと入院バックに分けて持って来られる方が多いです。
必要な荷物がすぐに取り出せられれば、特に分けて持ってきてもらう必要はないと思っています。
必要な荷物は人によって色々ですが、あると便利だなと思うのは
ストロー付きキャップとS字フックです。
ストロー付きキャップは陣痛中、横になりながらでも水分が取れるので便利です。
そしてS字フックは荷物や袋をベッドサイドにかけて置けるので、動かずに荷物が取れるので便利ですよ!
必要なものがすぐに取り出せると便利です^^
そして、今の時期必須なのがマスクです。
病室内でも、常にマスクをすることが求められるので、多めに準備しておきましょう。
荷物の準備の目安ですが、遅くても34週までに用意してもらうことをおすすめします。
陣痛・破水はいつ起こるか分からないので、思っていたよりも早く出産になってしまうこともあるので、早めに準備しておくと安心です。
妊娠中の過ごし方
残りの妊娠中の過ごし方についてですが、リラックスして過ごすこと、そして体力をつけることが大切です。
お腹がどんどん大きくなってくると中々動くことが大変になってきますが、ストレッチやヨガ、スクワットなど自宅でできることをしてもらうといいですよ。
【出産はフルマラソンを走るぐらい】とよく言われます。
なるべく1時間程度は毎日ウォーキングをするなどしましょう。
36週以降にしっかり動いていきましょう!!
分娩の兆候と連絡のタイミング
少量の出血(おしるし)、不規則にお腹が張るのは分娩の兆候です。
ただ、この段階では病院へ連絡する必要はありません。
はじめてのお産の方は
連絡をしてください。
もし外来で医師に「早めに連絡してください」と言われている人は指示に従ってください。
必ず病院へ相談してくださいね。
バースプランについて
どんなお産にしたいか、自分のお産についてイメージしてもらうために、バースプランを書いてもらう病院があります。
バースプランについては別記事に書いているので参考にしてください。
https://haruhal-blog.com/birth-plan-koreyonnde/
自分の出産について考えるのも大切なことです。
入院の方法の確認
入院についてですが、タクシーで行くのか?自家用車で行くのか?
事前に必ず確認しておきましょう。
またタクシーについても、混雑していてすぐに来てくれない、破水で汚れるなら乗車できない
なんてこともあります。
そのため、タクシー会社は事前にリストアップし、すぐに電話連絡できる状態にしておきましょう!
登録しておくことをおすすめします!
陣痛タクシーは後日支払いができるところがあったり、破水で汚れても大丈夫なように、シートにカバーしてあったりと様々な工夫がされています。
家が近くても基本的にはタクシーか自家用車で病院へ行くことになります。
また、救急の受診が必要になることもあるので、計画入院の方も調べておくと安心です。
陣痛中の過ごし方
そして、陣痛中の過ごし方。
これもあまりイメージができないかもしれません。
陣痛は最初は生理痛ぐらいの痛みで、陣痛の間隔も5分おき、痛みの時間も20〜30秒程度です。
そのため、まだ痛みが強くないこの時間にしっかりエネルギーを補給しておくことが大切です。
水分補給やゼリーやおにぎりなど食べられるものを食べておきましょう。
この時期を過ぎると本当に痛みで食べられなくなりますし、長丁場なので体力がもたなくなってしまいます( ; ; )
そしてトイレも行ける間に行っておきましょう。
尿がたまっていると赤ちゃんが降りてくるのを妨げてしまいます。
そして寝たまま過ごすよりも座ったり歩いたりするほうが陣痛が強まりやすいです。
私たち助産師がアドバイスをしますので、がんばりましょう!
無痛分娩・和痛分娩の場合は、痛みが強くなる前に麻酔をすることがほとんどです。
ただ施設によって、24時間体制で対応できるところ、計画無痛分娩のところと様々です。
時間外でできなかったなんてこともあります><
イメージはできるだけしておくと心の準備ができますよ。
出産後の育児について
出産はゴールではなくスタートです。
妊娠中から産後のことを考えるなんてできない!という方もいるかもしれません。
産後のことは産まれてから考えようと思っている人もいるでしょう。
でも育児は、出産後待ったなしで始まります。
頻回の授乳に慣れない育児で寝不足になり、くたくたに疲れてしまいます。
そんな中で、「思っていたよりもしんどいから産後ケア施設に行きたいな」
「これは誰かに手伝ってもらわないと無理かもしれない」
と思っても、そこから調べたり、サービスを利用するとなると、調整が難しいこともあります。
妊娠中から調べておいて、出産後必要ならすぐに使えるようにしておくのがベストです!
やっぱりいらないや〜と思って使わないことは簡単にできますが、産後調べてすぐに使いたい!と思っても予約ができなかったりします。
事前に準備しておきましょう♪
病院のルールについて
そして病院でのルール。
今は新型コロナウイルスの影響で面会や立ち会い分娩に制限がある病院がほとんどです。
そのため、病院での現時点でのルールを説明しています。
これは病院ごとに内容が大きく異なるため、あなたの出産病院に直接確認するのが確実です!
そして入院日数も病院によって異なります。
経膣分娩は大体5日前後、帝王切開だと7日前後の入院になるところが多いです。
あとは院内での施設や入院中に必要なもののお話もあります。
その時に聞くと細かく教えてもらえますよ!
もし助産師と話す機会がない場合は、妊婦検診の時に、医師に確認するようにしましょう。
まだまだ伝えたいことはありますが…
まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、そうするとかなりの文字数になってしまうので、要点だけをお伝えしました。
初めての出産、初めての病院、1人での出産…
未知のことなので、不安はたくさんあると思います。
その漠然とした不安が、少しでも解消することができるように、私たち助産師は妊娠中からお手伝いしていきたいと思っています。
限られた外来の時間ではなかなかゆっくり話すことがむずかしいかもしれません。
この記事で少しでもイメージすることができれば、あなたの病院ではどうなのかな?
と具体的に考えて質問できると思います。
なんでも聞いてくださいね^^